下瀬美術館-新コレクション展

-サムフォールズ・小松美羽

SIMOSE新コレクション展—サム・フォールズ、小松美羽


下瀬美術館では、今年度新たにサム・フォールズ、松山智一、小松美羽、3人の現代美術家の作品を収蔵いたしました。本展は前期、後期に分けて新規収蔵作品とその作家についてご紹介するものです。後期展ではサム・フォールズと小松美羽を特集いたします。


サム・フォールズは1984年生まれのアメリカの美術家です。カンヴァスの上に植物の枝葉や花などを配して、染料を撒き、太陽の光や雨風にさらして絵画化する手法で、近年、注目を集めています。新コレクションのひとつ《Spring to Fall》(2023-2024年)は横幅45mを超える大作で、観る者を自然の中に誘うような不思議な感覚を与えてくれます。後期からは今年10月の来日時に宮島で制作した3点の新作を初公開。神聖な島の自然や被爆樹木など広島ならではの素材を取り入れた作品をご覧いただけます。

小松美羽は、狛犬や神獣などをモチーフに、目に見えない霊性や生命のエネルギーといった精神世界を表現する現代美術家です。国内外でライブペインティングを行なってきた小松は、2022年に宮島の嚴島神社の大鳥居前でも平和への祈りを込めた力強いパフォーマンスを行うなど、広島でも重要な作家活動をしてきました。本展では、2019年に京都の常寂光寺で制作した《宝雨の中で一対の艷緑の楓は苔の地平線にて門となる》を含む2点の新規収蔵作品を中心に、初期の銅版画から近年までの30点余を展示し、その独自の作品世界をご紹介します

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