現代アーティスト小松美羽が世界遺産である教王護国寺(東寺)とブロックチェーンを活用し、アートの力で文化財を保護するSense of Sacrednessプロジェクトを開始しました。
小松が提唱する創作理念 "The Great Harmonization"(大調和)とは、生きとし生けるものが魂においては平等
であらゆる存在がその個性を保持しながら共存しうるという生命論でもある。 その根底には人間が誰しも持っている原初的な畏怖の心、特定の宗教を越えた普遍的な聖なる感覚があり、それをSense of Sacrednessとしています。
寺社仏閣は、そうしたSense of Sacrednessのフィジカルな拠り所である。
世界では、戦争や貧困、経済の停滞と言った様々な要因によって歴史的な文化財が消滅の危機に瀕している。そうした文化財を、魂の拠り所としての人類の歴史遺産と捉え、保護することを目的としています。
このプロジェクトが目指すのは「対価を払って財やサービスを得る」という従来の発想から「公益のために自らの財を進んで提供し、それによってコミュニティからの賞賛という名誉があとからついてくる」という価値転換をブロックチェーン技術などのテクノロジーで実装し より多くの人々に参加してもらうことにあります。
具体的には、参加していただいたドナーにはデジタル神獣の購入権利や文化財側からの感謝状等が付与されます。デジタル神獣に関しては所有者が変わる度に収益の一部がそこに寄付され続けるといった持続可能な循環を生み出す予定です。